袋の圧縮試験方法は、中学の物理を思い出すといいと思います。気体、液体の場合は、圧力は全方向に同様に伝わります。従って、パウチ内の圧力は次のようになります。『パウチ内の圧力=重りの重さ÷袋に板が接している面積』。このとき、パウチがいたと離れている部分は半円形になっています。この半円部分にかかる力は次のようになります。『半円部にかかる力=(パウチ内圧力)×(フィルム幅)×(パウチ高さ(2r))』。この力を左右のフィルムで受かるから、次の式が成り立ちます。『半円部にかかる力=2×(フィルム幅)×(フィルム張力)』。この二つの式を合わせます。『フィルム張力=(パウチ内圧力)×(パウチの高さ÷2))(θ=rP)』。ラミネートフィルムの場合、シール強さはフィルムの破断強さと等しいか、より小さいということです。