スナック菓子の始まりともいえるポテトチップスは、包装という面でも数々の工夫が施されています。ポテトチップスのサクサク食べられる薄さは、逆に包装面では衝撃に弱い食材となり、とられた対策が酸化防止などでよく行われていた窒素ガスの充填を多めにすることでした。それが、スーパーマーケットの陳列棚に並ぶ膨らんだ包装のスナック菓子です。とこらが、このポテトチップス包装の膨らみは、流通サイドから見ると安価なわりに場所をとるあまり有難くない商品と映っていたのかもしれません。そのようなこともあって生まれたのが、スティック状の「ポテトチップ」といった「組み立て食品」と呼ばれるものです。このスナック菓子は、いったん原材料を砕いて一定の大きさに再加工して作られており、筒状の包装容器に入った人気の商品群となっています。