スマホや携帯ゲーム機、デジタルカメラなどは屋外でも使用される上に落としてしまう危険性が高いため、他の精密機器に比べると衝撃に強い設計がされています。これらの製品は衝撃に重点を置いた包装より、製品同士や付属の部品がぶつかったり傷ついたりしないよう注意した包装が理想です。逆に、大型家電と呼ばれるテレビや冷蔵庫などは衝撃などへの耐性を持たないため、その脆弱性をカバーする包装が必要になります。そして家電製品よりも精密機器として包装に注意が必要なのが、半導体などの電子部品です。衝撃などはもちろん、静電気やわずかな湿気により機能しなくなってしまいます。そのため、静電気から保護するためアルミが使われている包材を使用したり、湿度から守るために乾燥剤を入れた上で減圧させ空気中に含まれる水分も最小限に抑えるなどの工夫がされています。