終戦後の石油化学工業発展でその利用が急拡大しているプラスチック製品ですが、食品包装用素材としても決して例外ではありません。

金属により缶詰、ガラスによる瓶詰と従来はその用途により使い分けていたものが瞬く間にプラスチック容器に置き換わっていきました。

特に安価なLDPF(低密度ポリエチレン)はショッピングバッグや簡易包装に重宝されその量を伸ばしていきました。酸素透過が大きく、逆に水蒸気透過が少ない特性を生かし野菜の包装に、積層フィルムのヒートシール用にと多用され続けています。

また透明性が良好で水蒸気透過が少ないという特性をかわれたポリプロピレンはOPP袋として野菜等の開放包装や乾燥食品の防湿包装に使われています。

ポリスチレンは加工しやすいことから弁当箱や各種トレー用に使われたり、ゴムを混合することで飲料容器にも使われています。

ポリエステルは、耐熱性に優れ、匂いの透過性も優れていることからレトルト食品等の加熱殺菌用に、あるいはペットボトルにも使われ、プラスチック包材は適材適所にまたそのようになる製品づくりと、まさに多種多様な食品包装にもうってつけの包材と言えるのかもしれません。

              

           

ガラス容器のキャップあれこれ

未だその需要が衰えないガラス瓶。

金属を使用した缶詰に代表される金属缶に比べ、量的には首位の座は奪われているものの、数々の優位性を持つ素材として使われ続けています。

金属缶と比較すると瓶詰に無くてはならないのがキャップ。

昔からビール瓶等で使用されている「王冠」と呼ばれるものから、今では当たり前となっている「スクリューキャップ」やお酒などでお馴染みの「冠頭」や「PPキャップ」「ラグキャップ」といろいろ考えられています。

             

コルク栓

もともと瓶詰めのキャップと言えば、コルク栓を思い浮か浮かべる人が多いのではないでしょうか。

そのコルク栓にとって代わったかのような勢いで使われ始めた王冠は19世紀後半にウイリアム・ベンダーというアメリカ人が発明したものと言われています。

以降多くの瓶詰からコルク栓が置き換わっていったと伝えられていますが、そうはいってもワインをはじめ、いまだコルク栓にも根強い需要があり、いくつか種類もできているようです。天然のコルク栓にはじまり、圧搾コルク栓、PEコルク栓と、それぞれの内容物に合わせた使い方がされています。

主な用途は、どういう訳かアルコール関係に使用されているのが多くみられます。代表的なワインに始まり、高級ウイスキーやブランデー、日本酒に焼酎。

コルクの適度の通気性がきっとお酒に合っているのかもしれません。スクリューキャップは、今ではすっかりお馴染みのねじ込み式で、何度でも繰り返し使えるという優れものです。

似たようなものに「ラグキャップ」というものもあり蓋についたラグ(突出部)がねじ代わりとなって同様にねじ込んでいけるタイプ。

「冠頭」と言われるのは、名前は馴染みがありませんが日本酒の一升瓶に使われているもの、と言えば大体想像がつくのではないでしょうか。

中栓と金属の封緘具で構成され、最初に封緘具で開けた後は、中栓で何度も密封出来るタイプです。さらに、瓶詰めと言えば、牛乳瓶を思い浮かべる人も多いことでしょう。

昔は紙蓋で専用のキリ状の栓抜きで開けていた時代が長く続いていましたが、今ではプラスチックのはめ込み式キャップにポリ塩化ビニルによるシュリンク処理で封緘されたタイプに多くが代わっていったと言われています。

         

スクリューキャップ

スクリューキャップは、今ではすっかりお馴染みのねじ込み式で、何度でも繰り返し使えるという優れものです。

似たようなものに「ラグキャップ」というものもあり蓋についたラグ(突出部)がねじ代わりとなって同様にねじ込んでいけるタイプ。

「冠頭」と言われるのは、名前は馴染みがありませんが日本酒の一升瓶に使われているもの、と言えば大体想像がつくのではないでしょうか。

中栓と金属の封緘具で構成され、最初に封緘具で開けた後は、中栓で何度も密封出来るタイプです。

さらに、瓶詰めと言えば、牛乳瓶を思い浮かべる人も多いことでしょう。

昔は紙蓋で専用のキリ状の栓抜きで開けていた時代が長く続いていましたが、今ではプラスチックのはめ込み式キャップにポリ塩化ビニルによるシュリンク処理で封緘されたタイプに多くが代わっていったと言われています。