食品ロスから生まれる「プラスチック製品」をご存じですか。食品から作られるプラスチックの利点は「生分解性」であることです。
一般的な石油からつくられるプラスチック製品は、半永久的に微生物に分解されないのですが、食品ロスから作られるプラスチック製品は、廃棄物として万が一、土壌や海洋に紛れ込んでしまっても細菌類などに分解されることが分かっています。
地球環境への悪い影響が少ない分、世界の各地で問題となっているプラスチック廃棄問題などに明るい兆しが見えてきたかもしれません。
リサイクルによる再資源化は手間と時間がかかる上に、生産コストや輸送コストなども必要としておりますので、本来はリサイクルを必要とするような資源の「ごみ」「食品ロス」を排出しないことが一番に消費者側に求められます。
2020年7月1日よりスタートしたプラスチック製レジ袋の有料化は、販売店側の過剰な包装サービスを控えさせるような働きを促しておりますが、その他にもレジ袋がないために気軽な買い物を妨げているといった見解もあるようです。
自由気ままに買い物ができることは幸せなことですが、計画性のない買い物によっても食品ロスは生まれますので、スーパーのレジに並ぶ際には、ほんとに必要な商品であるのかどうか、いまいちど自分自身に問い掛けをおこなってみる必要も迫られているはずです。