30年越しの冬虫夏草に出逢って

「冬虫夏草」と呼ばれる、漢方を知らべてみると、「きのこ」である事が分かりました。何十年も前になるのですが、知人の会社を経営する社長が、どうしても健康を維持する為に、冬虫夏草を飲んでみたいという事で、サプリメントの研究所を立ち上げた事がきっかけで、その名を知りました。当時は、とんでもない高価な商品であったので、自分には無縁な健康食品であると決めつけて、冬虫夏草が、いったい何であるのかまでの興味を抱かなかったのですが、最近になって、冬虫夏草を飲んでいるという友人に出逢ってから、やっと庶民にも口にできるような製品になったのかという安心感から興味が湧きあがり、冬虫夏草について調べてみる事にしました。

冬虫夏草とは、「きのこ」の一種であるのですが、その「きのこ」の胞子が、昆虫や幼虫の体内に入り込み、その養分を吸収することで成長できるという、昆虫に寄生する「きのこ」の様です。古来の中国で、その存在は知られ、貴重な生薬として珍重されていたようですが、実際に、文献の中に冬虫夏草の名前が見つかったのは、1700年代のようです。1700年代の日本と言えば、江戸時代になります。

江戸時代、中国から伝来された文献から、冬虫夏草の名を知った人々は多くいたようなのですが、それほど活用される事もなく、実際には、1993年の世界陸上競技選手権大会で、中国の女子選手らが、滋養強壮のサポート剤として冬虫夏草の名を口にするまでは、日本国内では、冬虫夏草の存在は、脚光を浴びる事はありませんでした。古来から、楊貴妃や秦の皇帝などの特別な人物だけが、手にする事ができた貴重なものでもあったようなのですが、最近は、国産として人工的に培養されたものも出回るようになっています。人工的な培養が実現された冬虫夏草ですが、幻のきのことしては、まだまだ、解明されていない謎の多い生態のベールに包まれているようです。

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