「酵母」は、人知れず皆さんの暮らしを支えてくれている存在です。

森や山奥の木々の樹液の中には、たくさんの「酵母」が暮しています。

皆さんの身近な日常生活の中にも、多くの「菌類」が暮しています。

食べ物が腐敗したりするのも「菌類」の役目ですが、「発酵」などのお陰で、「ワイン」や「バター」「ビール」「日本酒」「パン」などが生まれるのも、「菌類」の働きがあるからです。森や山が、枯れた木々や動物たちの亡骸で埋め尽くされる事はなく、美しい自然の風景が保たれているのは、「菌類」が腐敗したものを分解し、土壌へと戻してくれるからです。「菌」は、時として、「バイキン」扱いされ、人々の暮らしから追い出されるような扱いを受けますが、「菌」の働きを知る事で、様々な「菌類」の生物としての重要な役割や働きが見えてくるのではないでしょうか。

大自然の中では、多くの「菌類」たちが、私達人間の目には見えない場所でも暮しています。「菌類」は、他の生物たちと共生したり、寄生したりお互いの関係性を保つ中で暮しているのです。皆さんの知っている、松茸は、「菌類」として松などの木々と共生する事で、子孫を増やし成長します、漢方などでよく知られる冬虫夏草などは、昆虫などに寄生しながら生命を育みます。

現在、私達が、確認できている「菌類」の数は、10万種ほどと言われていますが、実際は、それ以上の数え切れないほどの「菌類」が存在しているだろうと言われています。

その数は、150種ほどと言う人もいれば、500万種以上などと考えている人々がいるほど、まだまだ解明がされていない分野であります。私達人間は、まだ、「菌類」の大部分の事を理解出来ていないのかもしれませんが、その存在を感じている事は確かなはずです。

この地球上には、人間以外の生物とともに、それらの存在からの恩恵を受けて暮らしている意識を大切に過ごしていきたいものです。